筑波今昔
筑波の変遷を地図で辿ってみた。埼玉大学のプロジェクトのようだが、今昔で二画面に分けて、ポイントした地点を比較することができる大変便利なサイトである。古地図はただ単にノスタルジーに浸るための道具ではない(僕は浸ってるけど)。真面目な話、家を買う際に古地図を参考にして家を建てないと、後々家が傾くこともあるようだ。例えば、旧河道(昔川が流れていたところ)は意外と日本の河川沿線に存在するのだが、結構気づかずに土地を買って家を建ててしまう人もいる。
地図上で見るとこんな感じ…
明治40年(1907年)
昭和9年(1934)
上の二地図は、よく目を凝らして地図上の地名をご覧いただければわかると思うが、全く同地点の地図である。みなさんお気づきだろうか……???
明治40年の地図にはある沼が、昭和9年の地図ではまるまるなくなってしまっている!!!(ちなみに地図は同縮尺)
どうやら田畑の用地に干拓されてしまったようだ。こうした土地に家を建てると、地質の問題からか、家の重みで徐々に傾いていくこともあるらしい。
気をつけましょう…!
さて、本題に入ろう。筑波大周辺はどのように変わってきたのだろうか…?
みなさんの家は沼の上に立ってないだろうか…?
明治40年(1907)
昭和9年(1934)
昭和52年(1979)
平成8年(1996)
ちなみに、現在の地図と過去の地図を半透化させて重ね合わせると……
筑波大の輪郭が少し見えるような…?
それでもだいぶ変わってしまったようですね…。
※時系列地形図閲覧サイト「
今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成
URL:http://ktgis.net/kjmapw/index.html